1947年4月、ここ円山公園に3万人の市民が集まり、公募した歌にあわせ『平和おどり』を踊って5月3日の平和憲法の施行を祝いました。

本日、その憲法の公布の日にあたる11月3日、私たちは、市内四箇所から求心パレードをしてこの円山野外音楽堂に集まり、みごとによみがえった『平和おどり』とともに、「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないように決意し」「主権が国民に存することを宣言し」て公布された日本国憲法の精神を守り強めていく決意をあらたにしました。

民主党中心の政権のもと、本年5月18日には改憲手続法である『国民投票法』が施行され、憲法審査会を始動させる動きや比例定数削減の動きも出てきています。また、普天間基地問題をめぐる日米合意や『新安保懇』報告書、さらには尖閣諸島周辺での漁船衝突事件に端を発した強硬姿勢をあおる論調など、9条擁護の国民世論と改憲勢力による巻き返しという厳しいつばぜり合いの状況は続いています。

憲法が掲げる「恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利」は主権者である私たち自身の不断の努力によってしか実現しません。ともに声をあげ、大きく輪を広げていきましょう。

2010年11月3日
生かそう憲法 守ろう9条 11・3憲法集会in京都 参加者一同