私たち主権者の「不断の努力」で、9条守る輪を大きく 広く!

憲法9条京都の会は、3日、東山区円山音楽堂で〝生かそう憲法 守ろう9条 11・3憲法集会in京都〟を開催、1400名をこえる府・市民が参加しました。今年の集会は、円山音楽堂での集会とともに、府内いっせい行動、京都市内求心パレードが呼びかけられました。

開会あいさつで黒木順子さん(世話人)は「この集会の熱気を地域、職場にもち帰り、憲法を守る声を大きな力にしていこう」と呼びかけました。

「比例定数削減は民主主義の危機」と題して講演した小堀眞裕さん(立命館大学教授)は、「日本の国会議員数は先進国の中で3番目に少ないことや、小選挙区制をいち早く取り入れたイギリスでは、少数意見が反映されないこの制度を見直す動きが起きている」ことを紹介し、180から100に削減しようとしている日本での動きを「世界の流れに逆行している」と批判しました。

舞台では、新憲法の施行を祝った「平和おどり」が63年ぶりに再現されました。「平和おどり」は、新憲法公布の普及徹底をはかるため当時、京都新聞社が歌詞を公募し、入選作に曲をつけ振り付けして、施行を前にした4月19日、円山公園で京都市民3万人が踊ったものです。この日は、子どもを守る歌う会〝ポッポ〟、ひまわり合唱団、女性9条の会のみなさんの合唱やレコードにあわせ、上方舞の楳茂都梅衣華さんの指導で、その社中やこの間練習を重ねてきた地域の有志のみなさんが舞台上で踊り、集会参加者も多くが立ち上がり一体になって踊りました。最後に、集会アピールが採択されました。

集会にむけた市内4ヶ所からの求心パレードにはシャボン玉を飛ばしたり、チンドン屋のにぎやかな鳴り物も参加し、シュプレヒコールで〝9条を守ろう!〟とアピールしました。パレードは途中からどんどん参加者が増え、祇園石段下では900人にふくれあがりました。府内いっせい行動には、福知山・乙訓でいっせい宣伝行動、亀岡では9ヶ所で〝9号線プラスター宣伝〟が行われました。


(参加者の方の撮影された動画より)

憲法9条京都の会 事務局