戦争はイヤだ (呼びかけ人一同)

 新しい年を迎え、経済の不況、沖縄の軍事基地、地球温暖化、雇用、高齢化、健康や福祉いろんな問題について、改めて「変化」が問われる様相を見せています。

 私たち呼びかけ人一同は、戦争を直接または間接的に体験し、これらの問題は戦争や平和の問題ぬきには考えられないことだと思っています。

 呼びかけ人の一人は、あの戦争の直後に、母親、弟妹を失いました。「戦争は絶対イヤです。あなたは戦争への道を絶対歩まないで」という亡き母親、弟妹の声を裏切ってはならないとの信念を貫いていこうとしています。呼びかけ人一同も同じ思いを抱いています。

 平和を希求する者として、戦争の準備はゆるせません。「憲法九条を守る」ためにこのニュースレターを継続していきます。みなさまのご支援を心からお願いいたします。(文責 村上)

憲法第25条

 すくなくともこれだけはというレベルでの健康で文化的な生活をいとなむことは、すべての人の権利です。国は、生活のあらゆる分野に、社会としての思いやりと、安心と、すこやかさがいきわたり、それらがますます充実するように、努力しなければなりません。

池田香代子訳の「やさしいことばで日本国憲法」より

みんな同じように生きていく権利の実現へ (F・K)

 今回は憲法第25条と私たちの身近な暮らしについて考えてみました。

 皆さんの長年の懸案であった近鉄伏見駅のエレベーター設置の工事がやっと去年の12月に着工されました。エレベーターが無かったために京都市内への買い物や通院又カルチャーセンターへの外出などをためらったり、あきらめていた方々がどれ程おいでになった事でしょう。又高齢者、お体の不自由な方、バギーを使われる若い方の苦労も見る度に心が痛みました。公共交通が健康で文化的な暮らしを支える大きな役割を担っているにもかかわらずこんなに長い間放置されていた事は許せない事です。住民の要望を近鉄、京都市・府、国に懸命に伝える事で完成が約一年早くなりました。住民自身が健康で文化的な生活をいとなむための声を挙げる事の大切さを思います。桜の花が咲く頃には快適な駅になってエレベーターの無い不自由から解放される事でしょう。バリアフリー…交通弱者の行動の自由が広がるのです。

*賛同者(個人・団体)の皆さまの活動をご紹介しています。