渡辺治講演に「なるほど・・・そうか!」
「いまの動きの意味がわかった!」と

「9条 京都のつどい2011」が、9月28日、京都会館会議場で開催され、渡辺治さん(一橋大学名誉教授・九条の会事務局)の講演、憲法9条京都の会第3回全体会に200名が参加しました。

つどいの様子

渡辺治さんは、「3・11後の日本のゆくえ 野田政権の登場そして憲法の役割」について、
(1)3・11の震災・原発事故の深刻化と復旧復興のこれほどまでの遅れの原因が、自民党政権下の大型開発主義と小泉政権以降の構造改革の合併症による憲法25条破壊の政治にあること、
(2)民主党政権はその構造改革路線を転換するのではなく、東北をこの機をチャンスにいっそうその路線すすめ大企業本位の復興モデルにしようとしていること、
(3)この火事場泥棒的構造改革路線を許さない4つの課題(TPP阻止・消費税増税・原発NO・普天間基地の辺野古移転反対)の国民運動が必要と指摘。九条の会は原点である9条の改悪を許さない一致点での行動とともに、こうした国民運動に広く関心をもとうと呼びかけました。

活動交流では、近藤めぐみさん(花園9条の会)が、5年間休眠状態にあった「会」を再開した経験をのべ、「立ち消えにはしないが無理はしない」を合言葉にとりくんでいくと述べました。
保田みちるさん(九条の会・醍醐)は、結成して5年、毎月1回の定例会を開催し今年7月で56回を数えたと報告。ここまで続けてこられたのは世話人にはいろんな立場の方がおられる中、9条を守りたいの1点で一致し、それぞれの得手を生かし手を結んできたことにあると述べました。

全体会では、事務局からの一年間の活動報告、9条国会請願署名の提出行動や一万人賛同をすすめることが確認されました。

憲法9条京都の会 事務局