九条の力は世界を変える!
11・3憲法集会(円山音楽堂)に1400人

 前日の木枯らし1号の余波で冷え込んだ今年の11月3日の憲法集会。円山音楽堂には1400人の府・市民が集まり、総選挙後の新しい政治状況や、来年5月の「国民投票法」施行を控え、あらためて「憲法生かし、9条守ろう」の〝ゆるぎない府民多数派〟をつくろう!との思いを共有しあいました。

 集会は、プレ企画のコマサクバンドが、子どもたちの成長と平和、昨今の教育状況を歌いあげました。柴田京子さん(「京都の会」世話人)の主催者あいさつ、政党(新社会党・日本共産党 社民党は文書メッセージ)のあいさつに続いて、文化企画=春楡一座による「ピースリーディング NO WAR(平和朗読劇)はその最後で歌われた「さとうきび畑」とともに参加者の心にしみわたりました。

 続いての講演で上田勝美さん(憲法学者・「京都の会」世話人)は、「憲法9条は、一般的にも例外としても戦争を禁止している。昨年4月、名古屋高裁で航空自衛隊のイラク派兵は憲法違反と断罪された。9条は人類の繁栄と幸せの原理である。各人が平和の担い手、創り手になりましょう」と訴えました。

 初企画の「9条京都トレイル大アピール大会」には、府内の8つの団体・地域「9条の会」と1個人が活動を報告し参加者を励ましました。報告時間99秒を計る〝手づくり秒針計〟や南斎子さん(真宗大谷派僧侶・「京都の会」世話人)が打ち鳴らす報告開始の合図の鐘(砂張サハリ)のユニークさに、会場から笑顔と大きな拍手が寄せられました。集会アピールを採択した後、うたごえ協議会のみなさんの歌声に送られ、恒例の憲法ウォークを京都市役所まで行い、市民に訴えました。


「9条を守ろう」の声 広がり実感MAPを作成

 京都府内に憲法9条を守り生かそうと、様々なとりくみをされている9条の会その他の団体がどれだけあるのか、一度マップにしてみようということで、九条京都トレイルアピール大会の一環として、実行委員会事務局の責任で作成し、当日、配布されました。

 今回の「試み」は、一覧表ではなくMAPですので、掲載は地域や行政区単位の団体に限定し、全京都的な団体や分野別階層別「9条の会」等の名称は省かれています。このMAPに掲載された団体等は、憲法9条京都の会の賛同団体や、九条の会関係で把握している団体、これまでの交流会や集会等に参加されている団体から整理したものです。したがって、京都府内のすべての団体を網羅できているわけではありません。掲載の漏れや名称の誤記等が少なからずありえます。その点をふくめ、お気づきの点や情報等があれば、実行委員会事務局あるいは憲法九条京都の会までお知らせ下さい。より精確なMAPづくりと今後の運動に役立てたいと考えています。

 また、急遽作成することになり、掲載する団体から、個別の同意は得ておりませんが、お互いの運動の交流と励まし合いの趣旨で公表するものですのでご了解下さい。

憲法9条京都の会
11・3憲法集会実行委員会