2011年12月3日、宇治市大久保町の南宇治コミセンで第3回憲法9条京都南部交流会が開かれ、各地で9条守る運動に取り組んでいる43人が参加しました。「憲法九条守る城陽の会」の堀江さんの司会、「相楽9条の会」の田中康夫さんの開会挨拶ではじまりました。

 第一部として、一法真證さんの「サキソフォン演奏とお話」を聞きました。
「大阪の教育基本条例の狙いと問題点」と題して講演。教育基本条例は君が代歌わない教職員を処分できるという憲法違反の条例である、との詳しい話を聞きました。お話の後、マイウェイ、コーヒールンバや翼を下さいなどをサキソフォンで演奏。参加者を魅了しました。一法さんか、浄土宗正念寺住職で大阪労連初代議長。大阪宗教者9条の会呼びかけ人。

 第二部では各地の運動の交流を行いました。
「憲法九条守る小倉の会」の新井温雄さんの司会ではじまりました。
 最初に、「憲法9条京都の会」の寺内寿さんが挨拶。9条運動がますます重要な時期であり、これまで「9条の会」の運動の広がりが世論の広がりを築いてきた。(1)署名を広げよう(2)9条の会の裾野を広げようとよびかけました。

 「憲法9条を守る城陽の会」の滝沢京一さんが、結成以来5年で600人の会員を組織しており、総会、戦争展、トーク&コンサート、戦争遺跡めぐりの4回の例会を取り組んでいることを紹介。

 「相楽九条の会」の田中さんが、7年目になる相楽の取り組みとあわせ、「精華九条の会」の原爆アオギリ、「精華西九条の会」の戦争展、「木津九条の会」の入学式・卒業式宣伝(高校生)、「和束九条の会」の平和の鐘、「南山城九条の会」の平和の集い、「加茂九条の会」の成人式宣伝、平和の七夕、9の日呼びかけ行動などの特徴を紹介。

 「久御山憲法9条を守る会」の北村信三さんが、ニュースの発行、平和展を続けており、この交流会を機に、事務局会議の再開等運動を広げる思いを紹介。

 伊勢田九条の会」の佐藤佳久さんが、80回になった月1回の運営委員会を軸に運営しており、毎月のニュース発行、駅頭宣伝と宣伝カー運行、舞鶴港へのバスツアー、九回目となった「伊勢田平和のつどい」「墓誌で探る旧伊勢田村の戦争」(岩田行平著)の発行と普及などにを紹介。

 その後、大阪の選挙結果についての意見や、活動の報告があり、最後に洛南労組連の服部恭子さんの閉会挨拶でお開きとなりました。

 豊富なそれぞれの経験を交流しあうことができて、有意義な交流会となりました。(文責/水谷)

各地の「9条の会」活動をご紹介しています