憲法施行75年を迎えた今年の〝生かそう憲法守ろう9条5・3憲法集会in京都〟には2500人が参加、YouTubeのライブ配信併用で開催され、地域では、YouTubeの視聴する会も持たれました。

https://youtu.be/fRRQvkK9r-Q

自民党などがウクライナ危機に乗じて改憲や軍拡を叫ぶなか、参加者は、今こそ憲法を生かし、参院選で改憲を阻止しようと声を上げました。

集会は、うたごえ、平和おどりのオープニングに続き、安斎育郎さん(憲法9条京都の会代表世話人)が開会あいさつ。
政党からは、社会民主党副代表の飛鳥井佳子さん、新社会党副委員長の駒井高之さん、共産党参議院議員の井上哲士さん、緑の党の共同代表代行の大井哲郎さんがスピーチ、立憲民主党からメッセージが寄せられました。

市民スピーチは、気候危機のとりくみを澤田季江さん(新婦人)、沖縄復帰50年と憲法9条を増野徹さん(NO BASE 沖縄とつながる京都の会)、改憲情勢と「全国署名」を梶川憲さん(9条改憲NO! 全国市民アクション・京都)が訴えました。

ジャーナリストの金平茂紀さんは、体験的「戦争してはいけない」論をテーマに講演。ロシアの侵略直後にウクライナへ取材に入り、「現地で得た結論は『殺すな!』という言葉だった」と述べ、この戦争に乗じた「敵基地攻撃能力の保有」「核共有」など改憲・軍拡の動きを厳しく批判、「戦争にならない関係をつくろうというのが憲法9条。これは世界の最先端の宝」と力説。

9条を守ることへの共感を広げるため、職場や近所、友人など身近な人と対話し、「殺すな」という気持ちを共有し合うことの大切さを呼びかけました。
そして、そのことは「政治を変えることにつながる。世の中を動かす力になる」と、希望を語りました。
参加者は〝集会アピール〟採択後、京都市役所前まで憲法ウォークを行い、市民に「憲法を生かし、参院選で改憲を阻止しよう」とアピールしました。

5・3憲法集会アヒ゜ール