安倍内閣は、今国会で憲法違反の戦争法案を何がなんでも成立させるべく、95日間もの不当な国会会期の延長を強行しました。6月24日、京都市役所前で、この暴挙に抗議し、戦争法案廃案を求めて、憲法9条京都の会が“憲法違反の戦争法案反対”の一点での市民の協同を呼びかけつくられた、戦争立法NO! 京都アクション」の緊急行動が行われ、400人超が参加しました。
 市役所前での街頭演説会では、諸富健さん(京都弁護士会憲法問題委員会委員長)、澤田梨江さん(新婦人京都府本部)、工藤美彌子さん(東西本願寺を結ぶ非戦平和共同行動)や青年が訴え、井上哲士さん(日本共産党参議院議員)が国会報告をしました。
 諸富弁護士は、「集団的自衛権も後方支援も憲法違反。それを政府の判断だけで、さらにそれを政府解釈で強行するのは立憲主義に反し、国民主権の原則にも反する。弁護士会はこぞって戦争法案に反対している。廃案に向けてともにとりくみましょう」と呼びかけました。
 井上議員は、「自衛隊の海外派遣を合憲とする根拠は総崩れとなっている。国民の8割が政府のの説明は不十分といい、反対の声が広がっている。それは、説明の仕方が悪いのではなく、憲法と相いれない根本的欠陥があるからだ。全国のたたかいと心ひとつにし、法案を葬り去ろう」と呼びかけました。
 演説会後、参加者は河原町通りをデモ行進し、止めよう!戦争法、戦争は憲法違反!と市民にアピールしました。