「憲法9条京都の会の代表世話人を務めてくださった、ノーベル物理学賞受賞者の益川敏英さんが亡くなられました。
益川さんは、円山集会でもご講演くださり、また9条京都の会にもしばしばメッセージを寄せてくださいました。
ひょうひょうとそしてちゃめっ気ある語り口で、反戦・護憲の思いを示し綴られました。
ここに改めて感謝を申し上げますとともに、ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
(憲法9条京都の会事務局)
2009年5月2日、円山音楽堂で開催された憲法集会は4,600人超える参加者で埋め尽くされた。
スピーチにたった益川さんは、「外交努力で解決できず、武力を用いなければ解決できない問題はない」
「憲法改正をめざす人たちのねらいは、交戦権の獲得ある」とし、
「実際に9条を改定するという政治的動きがあれば、きっと強い反対の声がわき起こると信じている」と指摘。
「憲法は今もちゃんと機能している。これだけいえば今日の目的を果たした」と満場の参加者の笑いを誘い、
最後は「僕は理論物理学者だから、理屈をつけないと収まらないけど、とにかく戦争は嫌いです」と語ると、
満場の参加者の拍手がおきました。科学者の社会的責任を強く主張された。