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<7・1全国市民アクションアピール>

まだまだ広げられる! さらなる戸別訪問と対話を秋の臨時国会めざし、3000万人達成に進もう

 通常国会の当初会期終盤の6月7日、私たちは「安倍9条改憲NO!憲法を生かす全国統一署名」の第一次提出集会を開き、これには立憲野党の党首たちが勢ぞろいしました。
 一方、安倍首相と自民党は、あくまで「年内の改憲発議」の方針にしがみつき、改憲手続法(国民投票法)の一部改定案の提出など、改憲発議への地ならしを進めようとしています。しかし、安倍自民党は、いまだ確定案を決めることも提出することもできず、「年内発議」の最大の関門であった通常国会では、私たちは発議を止めることができました。
 次の焦点は、今秋に予定される臨時国会です。ここでも発議を阻止できれば、安倍自民党の改憲の野望は非常に実現困難になります。2019年には重要な政治日程が立て込むからです。
 私たちは、すでに1350万人以上の署名を集めることができました(4月30日現在)が、その後も各地・各団体・個人から連日のように署名用紙が届いています。目標の「3000万人」を早期に達成すれば、安倍自民党の憲法改悪の野望にとどめを刺すことが可能になってきました。

 安倍政権の不正・腐敗により、日本の民主主義は最悪の危機に瀕しています。安倍政権はウソと居直りを続け、与党はいくつもの悪法を強行成立させるため、国会を大幅延長しました。原発を次々に再稼働させ、事故被害者への補償は切り捨て、沖縄では人びとの声を機動隊の力で押しつぶし、貴重な美しい辺野古の海を土砂で埋め立てようとしています。そして、9条改憲の最大の口実としてきた「北朝鮮の脅威」が和解と非核化へと向かっているにもかかわらず、軍備増強を続ける姿勢を変えていません。このような「安倍政治」の下で貧困・格差は拡大し、若者にも高齢者にも、子どもたちにも、希望が失われつつあります。こんな政権と政党に憲法を変えさせてはなりません。

 そこで、秋の臨時国会をめざし、改憲発議を断念させ、3000万人の署名を達成するため、全国の各地・各団体・個人のみなさんに、もう一層のご奮闘を呼びかけます。安倍9条改憲反対の世論を確実なものにするためには、着実な面接と対話の積み上げが必要です。戸別訪問は、地味に見えても面接と対話の機会を作り出せる効果的な行動です。すでに各地・各団体などでは戸別訪問が取り組まれてきましたが、参加者の数や体力、多い留守宅などもあり、まだまだ大きな対話と署名の可能性が残っています。この可能性を掘り起こすため、さらに工夫と取組みを具体化しましょう。

 なお、今後の署名の取組みにあたって、次のようにしますので、ご協力をお願いします。
①3000万人署名の第4次集約は「9月30日」とします(第5次集約は秋の臨時国会の推移を見て設定します)。
②すでに署名数の報告後も署名用紙がお手元にある場合は、できるだけ早く市民アクションの事務所か所属団体に送付してください。その際は、署名数を集計し、その数を明記してください。
③これから暑い夏になります。戸別訪問ではぜひ健康・体力に注意してください。また、「暑中見舞い作戦」など、創意工夫もこらしてください。

2018年7月1日
安倍9条改憲NO!全国市民アクション実行委員会