7月29日、「夏の学習会」を日本福音教会修学院ルーテル教会にて行いました。
小浜市の明通寺住職 中嶌哲演氏が「大飯原発再稼働と日本のゆくえ」と題して講演されました。
 福井県の原発地帯のなか、1968年から関西電力による原発設置計画に「原発設置反対小浜市民の会」を結成し、反対し続けて来られた小浜市の運動、原発立地された地域においても住民運動が起きた事、すさまじい攻撃のなかでの住民の苦しみを水上勉氏の小説「故郷」を引用しながら語られました。

 市民の反対を押し切っての大飯原発再稼動の今を考える視点として
 ・「国策」としての戦争推進のもと、広島 長崎への原爆投下による多くの犠牲を出したこと
 ・戦後の「国策」としての原発依存のなかでの「東電ふくしま原発事故後の国民の課題」
を提起されました。
 過去の犠牲者を忘れず、現在の被災者に寄り添い、過ちを繰り返さない!
第2のふくしま許さない!そのためにも各地の九条の会が学習を深めつつ広く行動を!と結ばれました。会場参加者からの意見も交え活発な学習会となりました。親子連れや会員外のかたも多く参加され84人でチャペルは満員、第2会場でも耳を傾けました。
その場で修学院学区九条の会への入会者もありました。また20人近い方から
「マスコミが頼りない現在の日本において、一人一人が本当の意味で賢くならなければ・・・。」
「原発立地地元での反対運動を再認識しました。お人柄がでていてよいいお話しでした・・・」
など感想文が寄せられました。