戦争ではなく 平和なくらしを!――〝生かそう憲法 守ろう9条 5・3憲法集会in京都〟に2000人を超える市民が参加
◇戦後80年の今年の5・3憲法集会には、円山公園音楽堂に2000人を超える市民が参加。
憲法9条京都の会代表世話人の岡野八代同志社大学大学院教授は開会あいさつで、「戦争をやめられない21世紀の世界で、何より大事なことは、平和の大切さ、武力の残虐さ、小さく弱い人間のいのちを守ることこそが政治の役割だと訴えられる日本政府を実現すること」と指摘し、「憲法の精神を世界に広めることこそが80年間戦争を免れてきた私たちの責任です」と述べました。
◇本田由紀さん(東京大学大学院教授)が「憲法の理念と日本社会の課題」をテーマに講演。
憲法とかけ離れている今の日本の実態を厳しく告発し、「それらの背景には、癒着と腐敗にまみれた自民党政治がある」指弾。日本学術会議法案における「学問の自由」の侵害はじめ、数多くの人権侵害の実態をあげ、「日本国憲法の理念は実現されていない。堕落した政権党やそこにおもねる「ゆ」党の問題点を批判し、政治を正し、憲法の理念の実現を!」と訴えました。
◇京都高校生平和ゼミナールの3名の高校生が特別スピーチ。
3月26日、全国から高校生ら89人とともに、「日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准を求める高校生署名」22,465人分を外務省に提出したとりくみを報告しました。 さらに、特別スピーチにたった梶川憲さん(改憲NO! 全国市民アクション・京都)は、改憲・軍拡情勢と私たちのとりくみの到達点を報告、通常国会にむけての「大軍拡反対請願署名」に全力をあげようと呼びかけました。
◇集会は、オープニングで、うたごえ、手品、平和おどり、けん玉が披露され、文化企画として壬生六斎念仏が上演されました。
集会には、来賓として、社会民主党京値府連合、新社会党京都府本部、日本共産党京都府委員会、れいわ新選組があいさつ。集会アピール採択後、参加者は京都市役所前まで「戦争ではなく 平和なくらしを!」「憲法生かす政治をつくろう」などコールし、憲法ウォークを行いました。
5・3憲法集会アピール
本田先生レジュメ
集会録画URL:https://youtu.be/5TXqMsR9UgA