2011.05.11

5・3憲法集会in京都(2011年) 集会宣言

2011年3月11日、巨大な地震が発生し、とてつもない津波が押し寄せ、未曽有の自然災害をもたらしました。この災害による死者及び行方不明者の数は3万人近くに達し、避難者も13万人を超えています。人々が住み、働き、営業し、学び、成長し、そして医療や福祉を受けてきた日常生活が、一瞬にして奪われました。
加えて、この大災害によって福島第1原子力発電所の事故が発生し、爆発によって大量の放射性物質が放出されました。現在も、極めて深刻かつ危険な事態が続いています。そのために、現在及び将来にわたり、人々の日常生活が根底から脅かされる重大な事態になっています。

私たちは、憲法9条を守り、生かそうと、今日ここにつどいました。憲法9条は、戦争を放棄し、戦力を所持しないことにより、全世界の人々が平和のうちに生きる権利を実現しようとするものです。政府の行う戦争によって再びいのちが奪われるようなことが絶対にあってはならないと考えて、憲法9条を守り、生かそうと決意しているのです。

いのちの大切さを願い、理不尽にいのちが奪われることを拒否する点では、それが自然の災害によるものであれ、人為的な戦争あるいは人災によるものであれ、同じです。とりわけ、国家の政策によって人々のいのちが奪われることは、決して許されてはなりません。
その意味では、人災とも言える原発事故により多数の市民のいのちと平和が脅かされている事態を、私たちは無関心ではいられません。被災者の痛みに寄り添い、その痛みを共有しあい、被災者一人ひとりの思いに沿った復興と支援に、できるところから全力で取り組んでいきたい、そして、このような原発事故を発生させた責任を明らかにし、二度と同じ被害が発生しないよう、これからの原子力行政のあり方を根本から問うていかなければならないと考えます。

平和そしていのちの尊厳は、与えられることを待っているだけで実現するものではありません。一人ひとりが、自らの知恵と勇気と創造力でつかんでいかなければなりません。そのためには、一人ひとりが手をつなぎあい、そして、できるところから行動することが大切です。全ての京都そして日本の皆さんに、そのことを心から訴えます。
この国の平和と未来を皆さんとともに創っていこうではありませんか。

生かそう憲法 守ろう9条 5・3憲法集会in京都 参加者一同

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